筋膜とは?
筋膜とは医療界では膜・筋膜とあえて膜と分けます。また英語でファッシア(fascia)と呼びます。ここではファッシアを使わせていただきます。
現在、日本では筋膜リリースという言葉がよく耳にします。
実際にはフャッシアというのは、様々な種類に分かれます。
筋肉系の介入で用いられる対象は筋膜(深筋膜)であることが多いですが、
他にも浅筋膜・脂肪層(浅層・深層皮膚肢帯)と、症状によって介入する対象は異なってきます。
また、このファッシアは、内部筋膜を含みます。
この内部筋膜とは、内臓を包み、そして内臓の位置を安定させ、内臓の機能にまで関与します。
例えば、大腸にも内部筋膜があり、腸の蠕動運動に関与します。
そして、なにより大事なのは、この内部筋膜は筋肉に関与する深筋膜との繋がりもあり、筋肉のファっシアと内臓のファっシアはお互い関与していることが言われています。
これが、私たちの日常でどのように関わるかというと、
例えば、幼いときに喘息持ちで、よく咳をしていました。小学生になると、原因不明の腰痛 や肩こりなどの症状が出てきます。
このようなケースは、特に小学生になると筋肉系の症状で出てくることがありますが、以前に呼吸疾患に悩まされていたことが多い印象です。
呼吸器疾患を患っている間、咳を多くすることで、呼吸器に関わる内部筋膜が硬くなり機能低下を起こします。と同時に咳をするという動作により前胸部や首周り、腹部周囲の筋肉に関わる筋膜の硬さも症状機能低下を生じさせます。
小学生や中学生で長期間、腰痛や肩こりなどで悩まれてる方は、それ以前の内部筋膜の硬さから生じる可能性があります。
ぜひ、お子さまの今までの体に生じていた症状を思い出していただくことで、現在の症状の改善に繋がるかもしれません。
そして、その考え方に基づいてアプローチできるのが、Fascal Manipulation®︎です。
ぜひ、ご相談ください。